フィラリアとはどんな病気?感染したらどうなる?感染ルートは?
春になると、愛犬のフィラリア予防のハガキがかかりつけの動物病院から送られてきます。
そして毎年血液検査をして感染していないことを確認してから、
お薬をもらって、約半年間薬を飲んで予防します。
毎年定期的に検査と投薬をしているけれど、
そもそもフィラリアってどんな病気なのでしょうか。
気になったので、我が家の愛犬のためにも調べてみました。
フィラリアとはどんな病気?
フィラリアというのは、寄生虫の一種だそうです。
糸状のにょろっとした形の寄生虫で、犬の心臓や肺動脈などに寄生する
「犬糸状虫」がよく知られています。
この寄生虫が寄生したことによる疾患をフィラリア症と言います。
犬の他にも、ネコ科やクマ科、フェレットにも感染するそうです。
フィラリアの感染ルートは?
ではこの寄生虫は、どのようにして犬の体内に寄生するのでしょうか。
気になる感染ルートですが、蚊が媒介して犬の体内に侵入します。
1. 蚊が感染した犬などの血を吸う
2. 血液と一緒にフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)を吸い上げる
3. 同じ蚊が別の感染していない犬の血を吸う
4. フィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)が犬の体内に侵入する
5. フィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)は体内で成長し、やがで心臓などに寄生する
フィラリアの症状は?
体内に寄生したフィラリアは、何と長さ15cm〜30cmまでに成長します。
見た目はまるでそうめんだそうです。
そしてやがて、肺の血管や心臓などに向かい、それらの臓器を傷つけて行きます。
そこまでには長い年月がかかるので、深刻な症状が現れるのは、
フィラリアに感染してから数年後というケースがほとんどです。
まず最初に現れる症状は、咳です。
また、ゼーゼーしたり、運動をしていないのにハアハアと息が荒かったりします。
やがて元気がなくなったり、散歩に行きたがらなかったり、食欲不振に陥ったりします。
最終的には心臓や肺、肝臓や腎臓などの臓器が機能不全に陥り、死に至ります。
フィラリアを正しく予防するには?
フィラリアは正しく予防すれば、100%予防できると言われています。
毎年定期的に蚊が発生する時期に投薬する方法が一般的です。
投薬によって、体内に侵入した幼虫を駆除するという方法です。
注意しなくてはならないのが、寒くなり蚊がいなくなったからと言って、
投薬を中止してしまうこと。
感染期間が終了(蚊がいなくなる時期)から1ヶ月後の投薬が最も大事とされています。
その一方で、フィラリア予防の投薬や注射などによる副作用のリスクもあります。
人間の予防接種もそうですが、最終的には飼い主の責任で、十分納得した上で
投薬するかどうか判断する必要がありそうです。
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