ギラン・バレー症候群の芸能人は?前兆は?原因と症状は?予防できる?
ギラン・バレー症候群とは
最近有名人がギラン・バレー症候群で闘病しているというニュースを耳にしますが、ギラン・バレー症候群とは一体どのような病気なのでしょうか。ギラン・バレー症候群は厚生労働省が特定疾患に指定している難病で、筋肉を動かす運動神経の障害により両手両足に力が入らなくなる病気です。
女性よりも男性になりやすいと言われていますが、年間で人口10万人に1〜2人が発症すると言われています。
ギラン・バレー症候群の症状
代表的な症状は手足に力が入らず歩けないというものですが、他にも様々な症状があります。
・手足がしびれたり感覚が鋭くなる
・顔面の筋肉や眼球を動かす筋肉が麻痺する
・ろれつが回らずうまくしゃべれない
・食べ物を飲み込みにくい
・物が2つに見える
・不整脈
・呼吸筋の麻痺により呼吸困難になる
発症から1〜3週間ほどで手足の筋力低下が現れ、2〜4週間ほどでピークに達します。
その後は徐々に回復して、3〜6ヶ月ほどでほぼ完治するとされていますが、1割〜2割の患者さんでは後遺症が残ったり、死亡例も約5%の割合で報告されています。
ギラン・バレー症候群の原因は?
はっきりした原因は特定されていませんが、各種ウィルスや最近による感染がきっかけとなり、本来これらの病原体をやっけつるはずの抗体が自己の末梢神経を攻撃してしまうという、自己免疫疾患の一種と考えられています。
ギラン・バレー症候群に前兆はあるの?
殆どの人が、風邪のような症状や、下痢の症状から発症します。
最初は単なる風邪と勘違いすることが多いですが、次第に手足(両足から出現することが多い)に力が入らなくなるなどの症状が出て来るので、この時点で医療機関を受診する方がほとんどです。
ギラン・バレー症候群の治療方法
有効な治療方法として、2つの治療があるようです。
・免疫グロブリンの大量静注療法
400mgkgの用量で5日間行う
・血漿(けっしょう)交換療法
軽症野場合は隔日で2回、自立できない・人工呼吸器を装着されているなどの重症例では隔日で4回位行う
また、これらの治療と並行して、リハビリテーションによる筋力回復も重要となります。
ギラン・バレー症候群の有名人は?
様々な有名人・芸能人がギラン・バレー症候群であるとされています。
大原麗子さん
釈由美子さん
俳優の力也(安岡)さん
中村うさぎ
ギラン・バレー症候群は予防できる?
残念ながら、予防する方法はないようです。
風邪などの症状の後で、手足の障害が出て来たら、早期に専門医など医療機関を受診するようにしましょう。
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