無菌性髄膜炎症候群とは?症状や原因は?感染経路は?
無菌性髄膜炎症候群って何だか相当重病のように聞こえますが、どのような病気なんでしょうか。
無菌性髄膜炎症候群とは
髄膜炎は、ウィルスや最近などによって髄膜に炎症が生じた状態を言いますが、無菌性髄膜炎は脳脊髄液より細菌が検出されないものを指します。
そのほとんどが、ウィルス性によるものと考えられています。
無菌性髄膜炎症候群の症状は?
発症すると、発熱や頭痛、嘔吐の他、腹痛や下痢などもみられます。
早期発見には、「発熱」、「頭痛」、「吐き気」の3つがポイントです。
他にも、うなじが硬くなり首を前に曲げにくくなったり、意識が薄れる、関節の痛みなどの症状が現れることもあります。
無菌性髄膜炎症候群の原因は?
無菌性髄膜炎を起こす病原体はウイルスの他に、マイコプラズマ、真菌(しんきん)、寄生虫などがあります。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の原因であるムンプスウイルスも、無菌性髄膜炎をよく引き起こします。
またまれに、医薬品による刺激から発症するケースも見られます。
無菌性髄膜炎症候群の治療方法は?
ウィルスが原因の場合は有効な薬がないため、通常は、入院による対症療法が中心となります。
ウィルス以外の病原体が原因の場合には、病原体を特定した上でそれぞれの病原体に適した治療が行われます。
細菌性髄膜炎と違って、無菌性髄膜炎の多くは後遺症を残すことなく治ることが殆どです。
ただし、おたふくかぜによる無菌性髄膜炎の場合は、合併症状として難聴が見られる場合があります。
無菌性髄膜炎症候群の感染経路は?
病原体により異なりますが、接触や飛抹、食物などからの媒介による感染があります。
お子様の嘔吐物などからも感染しますので、周囲で発症した人がいる場合は、特に注意が必要です。
無菌性髄膜炎症候群は子供でもかかる?
大人よりも子供に多く発症します。
保育園や幼稚園、小学校などでは流行する場合もあります。
感染を防止するためにも、日頃から手洗いうがいなどの習慣を身に付け感染防止を心掛ける必要がありますね。
万が一発熱、嘔吐、頭痛などの症状が現れた場合は、ただちに内科や小児科の受診が必要です。
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