かかとの痛みの原因は痛風?ヘルニア?疲労骨折?
使い過ぎが原因で痛むことがほとんどですが、場合によっては
重い病気なども考えられますので、油断は禁物です。
かかとの痛みの種類・原因
かかとの痛みと言っても、歩くとズキズキ痛むものや、ひび割れなどによって痛むもの、しびれなど様々な種類があります。
それぞれ痛み方によって、原因も異なりますが、まずは普段の
生活環境や習慣などによって生じる痛みの原因について見ていきたいと思います。
■使い過ぎによるもの
足の使い過ぎによって足底に負担がかかり、炎症を引き起こすのが、
「足底腱膜炎」や「足底筋膜炎」と呼ばれるものです。
「足底腱膜炎」や「足底筋膜炎」は、足の裏にある腱組織・足底筋膜に炎症が起き、
そこに小さな断裂が生じる病気です。
「足底腱膜炎」や「足底筋膜炎」は、朝起きて歩き始めた時や、長時間座った後に立ち上がる時
などに起こりやすく、かかとの骨の前辺りに強い痛みを感じることが多いようです。
そして、しばらく歩いていると痛みがなくなるのが特徴です。
老化傾向にある40歳代〜50歳代で起こりやすいと言われていますが、
長時間の歩行や、ランニングなどのスポーツ、立ち仕事などによっても起こります。
また、使い過ぎによって疲労骨折(踵骨疲労骨折)を引き起こすこともあります。
日常的にスポーツを行っている人に多く見られるようです。
特徴的な症状は、かかとを内側と外側から圧迫した際に、
足裏ではなく、かかとの側面が痛むというものです。
■歩き方によるもの
普段の歩き方によっても、かかとの痛みが生じます。
本来正しい歩き方では、足の指、足の指の付け根、かかとの3点が地面との接地点となります。
しかし、足の指をしっかり地面に接地せず、指を上げた歩き方(指上げ歩き)をする人は、
足の指の付け根とかかとの2点が接地点となり、
さらに指先が上がることでかかとに重心が加わり、かかとに負担がかかりその結果痛みの原因となります。
■その他
他にも、底の固い靴を履いて歩いたり、体重の増加に伴い、かかとへの負担が増えることによって、
かかとの痛みが生じることもあります。
かかとの痛みは病気のサイン?
足の使い過ぎや歩き方などによるかかとへの負荷が主な原因であると
説明して来ましたが、病気など深刻なケースも考えられます。
例えば、以下のような病気が疑われますので、使い過ぎなど身に覚えがない場合は、
病院での受診をおすすめします。
・痛風
・椎間板ヘルニア
・坐骨神経痛
・踵骨骨端炎
・踵骨骨髄炎
・単発性骨嚢腫
かかとの痛みは、足を休ませることと、ストレッチやマッサージで
ほとんどの場合回復するようです。
しかし、それでも回復しない場合は、無理せずまずは病院で
診てもらうようにしましょう。
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